「IT経営」カテゴリーの記事

Windows 7 を使い始めました

Vistaがどうもイマイチで、ずっとXPのままでいましたが、ノートブックPCだけをWindows 7 Home Premium にアップしてみました。
(仕事上、デスクトップマシンは、まだしばらくXPのままにしておくつもりです)

ほぼ問題なく、快適に動作しています。

Vistaの評判があまりにも悪く、Microsoftとして初めて顧客の声を真剣に集めて作ったOSだけに、XPと比べて特に遅いという感じはしませんし、見た目も美しくてまあまあ満足です。

2,3年前のマシンにUpgradeしたので、いくつかのドライバの不具合がありますが、Windows 7 がプリインストールされているマシンならこういう問題は出ないでしょう。ただ、メモリは4GBにした方がいいと思います。

Windows 7 が出てから、ネットブックの売れ行きが落ち、Vistaへの乗換えを控えていたユーザーの乗せ換えが始まっているようです。そろそろXPから移行してもいい時期になってきたようです。ノートブックも価格がかなり安くなり(10万円前後でまあまあのマシンが買えます)、バッテリーの寿命も少し長くなっているようですから、様子見の方にとっては今年か来年あたりが買い時かもしれません。

大田原商工会議所の創業塾で講師を務めます

8月31日から大田原商工会議所の主催で創業塾が始まります。

8回のうち5回目に「ITを創業に活かそう」ということで講師を依頼されました。

経営にITをどう使うか、という点ではITコーディネータが提唱しているIT経営の立場そのものですが、創業という時期にどういう考え方をすべきかを説明しようと思います。

地方で起業しようと思う場合は、まず資金が少ない、人材もいない、まずは自分ひとりで始めよう、というケースが多いと思われるので、そういう条件の中でもできること、役立つツールの紹介などを考えています。

「創業塾」といっても、定員内ならすでに事業を始めている方でも参加可能ですから、ぜひ多くの方に参加していただきたいと思います。

創業塾の内容と申込書を掲載します。FAX又はメールで申し込みできます。

創業塾 in 大田原(PDF 957KB)

クラウドの潮目が変わってきた

先日の日経新聞に「パナソニックが「クラウドコンピューティングを生産管理に導入」という記事が出ていました。

クラウドというと、従来はセールスフォースに代表されるようにCRMや販売管理系が多かったのですが、最近生産管理や基幹システムへの適用が始まってきてます。当然の成り行きといえばそれまでですが、やはり、という感じです。

もともとクラウドというのは、ハードやOSなどのプラットホーム、その上で動くアプリケーションをインターネット上で動かすことによって、システム運用の手間を省き、運用経費を削減し、さらにどこでもシステムにアクセスできることによるメリットを享受する、ということでしたから、インターネットの高速回線が普及し、モバイルも高速になり、かつシステム面でのセキュリティが確保されるようになれば、当然クラウドを使う方向に動いていきます。

自社でサーバ等を管理するより、しっかりした専門業者に任せる方が、安くて安心なのは当然で、大企業でも中小企業でもこれからどんどんそちらにシフトしていくでしょう。特に資金や人材の乏しい中小企業にとって、これまでにない絶好のチャンスと言えます。一昔前までは考えられなかったような安価な投資で、大企業と同様の環境が手に入れられ、自社のツールとして使うことができるようになるからです。

ただ、肝心なのは使う側の意識とレベルで、いいツールや環境が手に入れられるからそれでOKとしたのでは何も変わりません。自社の「ツール」として使うための徹底した検討と社内業務プロセスの改革が必須です。そこができるかどうかで大きな差がつく時代だと思います。

東京証券取引所システムの成功の陰には、、、

今年の1月4日、東京証券取引所の新システムが稼動しました。TVで大発会のニュースは見ましたが、システムの大きなトラブルなどはなかったため、そういうニュースにはならなかったようです。

http://journal.mycom.co.jp/news/2010/01/04/003/index.html

4年がかりで開発された次世代システム「arrowhead」(アローヘッド)は、大成功を収め、その成功事例としての報告セミナーに参加してきました。

東証のCIOや業務部門の責任者、プロジェクトマネージャー、開発した富士通などから報告がありましたが、要するに基本的にはずっと以前(10年前、15年前)から言われ続けて来たことをあいまいにせずに実行した、ということでした。

ポイントは
1.上流工程(要件定義から基本設計の一部まで)に東証側が完全に責任を持った

→ 普通はアバウトなRFPをユーザー企業が作成し、それをベンダーに投げてあとはベンダー任せにしてしまうことが多い

2.作業工程で見つかったエラーを前工程にフィードバックすることを徹底した(フィードバック型V字モデル)

→ 前工程の結果が正しいとして次の工程の作業を進めるので、次の工程の作業時に前工程の問題点を見つける意識は普通持たないし、もしおかしいと思っても前工程に反映させることは通常はやらない(スケジュールが遅れる、お金がかかる、担当が違う、など)

3.工程ごとに要件トレースを行い、最終的に100%実現が確認されるまで追求した。内部設計、詳細設計、ベンダ側テスト、受入テストのそれぞれの段階でつぶしていって、最終的に100%まで追求した

→ 要件項目を最後まで徹底して握って、本当に100%消しこむまで管理することはほとんどない。手間も大変だし、最後まで上流工程の文書が正確でないといけないし、、、

4.開発のトータルについて東証側が責任を持つ。

詳細設計書数万ページを東証側ですべてチェック

→ 今回は詳細設計書数万ページをすべて東証側でチェックした。そこまでユーザー企業が踏み込んでチェックする例はほとんどない

5.背景にあった東京証券取引所の危機感

→ 本当はこれが一番大きな成功要因かもしれない。ライブドアの時にシステムが止まったり、間違った価格で売られたり、数年前のトラブルで東証の信頼度は大きく崩れてしまった。日本に対する国際的な信頼低下につながるような事態は、絶対に避けなければならない、という危機感が、経営陣の中に強かった

因みに、要件定義書は1800ページ、外部設計書は2000ページに達し、すべて東証側のプロジェクトメンバーが作成したそうです。要件定義項目も11000項目あり、工程の節目ごとに1件1件実現されているかどうか、どの設計書のどこに書かれているか、をチェックしました。

東証側の体制は70名。プロジェクトリーダーを含め、3分の1がシステム開発の未経験者でしたが、業務に熟達しているメンバーだったそうです。

やはりやるべきことをきちんとやることが品質を保証する王道だと感じました。報告を聞く前は、何か特別な手法があったのかと思っていましたが、そうではないんですね。もっとも、中小企業向けのシステム開発時の品質確保をどうするか、については経営資源の問題もあるので、基本的な考え方は同じだとしても、独自の工夫が必要になるかもしれません。

町おこしからオリンピックへ!

カーリングの「チーム青森」。1回戦でアメリカに接戦で勝ちました。

このチームの強化費用の3分の1は地元からの寄付でまかなわれているそうです。

青森には、カーリング寄付金が付いた商品が20商品以上もあり、例えば「カーリング バナナ」を購入すると売上の1%が、「カーリング ネクタイ」を購入すると売上の5%が、それぞれ強化費用に寄付される、というような仕組みになっているようです。

人材も全国から集まるようになり、チーム青森も長野県出身が4人、北海道出身が1人で構成されているそうです。青森県カーリング協会が中心となった町おこしがオリンピックに選手を送り込むまでになり、そうなると人材も全国から集まるようになるんですね。栃木県も何かできるといいんですが。

銀メダル、銅メダルの陰に、、、

スピードスケート男子500mで、長島選手と加藤選手がメダルを獲得しました。
今回のオリンピックで初めてのメダルで、マスコミもこのニュースで持ちきりです。

この2人が所属する会社は日本電産サンキョーという会社で、もとは三協精機という長野県の諏訪にある会社です。

三協精機が経営危機に陥った時、例によってスケート部が存続の危機に直面しましたが、この会社を引き受けた日本電産の社長は、スケート部を強力に支援しました。

  「スケートが宣伝効果が少ないことはわかっている。しかし会社が支援しなければ廃れてしまう。」

目先の利益だけ追うのではなく、「目に見えない会社の資産」を大切にする姿勢は学ぶべきものがあります。

ツカサ精密の新商品が宇都宮ベルモールで販売され始めました

栃木県にはプロスポーツチームが4つあります。栃木SC(サッカー)、リンクとちぎブレックス(バスケットボール)、アイスバックス(アイスホッケー)、それに宇都宮ブリッツェン(自転車レース)です。

僕が5年ほどお付き合いさせていただいている株式会社ツカサ精密では、シートメタル(板金)の微細加工技術を生かしてミニ自転車を製作し、それが宇都宮のプロ自転車チームであるBLITZENに採用されて、ベルモールのショップで販売されることになりました。

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携帯ストラップ、ペンダント、イヤリングなどが販売されています。

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ショップは宇都宮ベルモールの2階にあります。一度行ってみて下さい。

かわいいグッズですよ!

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IT経営実践認定企業に小山の東京オートが!

経済産業省が毎年(今年で3回目)取り組んでいる「中小企業IT経営力大賞」に、小山市の東京オート株式会社が認定されました。栃木県では1社だけでした。

正式には、「IT経営実践認定企業」と言って、「業務全般にITが活用され、そこから得られたデータを経営上の判断に利用し、企業内最適化又は企業間最適化が図られていると認められる企業」として認められたわけです。

http://www.it-partnership.jp/award/2010/announcement.html

要するに、単なるIT活用にとどまらず、経営の立場からきちんとITを位置づけて活用していること、それが全社的な判断で適正化されていること、がポイントです。

例年、数百社の応募がある中で、100社あまりが認定されてきていますが、栃木県では2008年の第1回に、足利の株式会社板通と那須塩原の黒磯幼稚園の2社(組織)が認定されただけで、昨年は認定がゼロでした。

中小企業で全社的にしっかりIT活用をコントロールしている企業は本当に少なく、これだけITが普及しているようでもそれが経営に本当に役立っているか、という点ではまだまだだと思います。
もっともっとそういう企業を増やしていきたいものです。

栃木県産業振興センターでセミナー開催

9日と10日に、例年開催している産業振興センターでのセミナーを開催しました。
ITCとちぎが企画・進行を担っているセミナーで、年に一度、二日間連続で行っています。

今年は、以下のプログラムでした。

「不況でも儲かる会社を作る」

◆「バランス・スコアカードの基礎から運用まで」
~バランス・スコアカード入門 講義と演習~

法政大学大学院教授
横浜国立大学名誉教授
エジンバラ大学客員教授   吉川 武男 氏

◆「ついに底力を発揮し始めたモバイルシステム」
~「モバイル生産支援システム」の紹介~

MCPC(モバイルコンピューティング推進コンソーシアム)
顧客ソリューション推進委員会 顧問  佐藤 正幸 氏

◆「地域のお客様の『車人生』を全面的にサポートする」
~8年間にわたるわが社のIT経営の歩み~

東京オート株式会社 代表取締役  中村 浩志 氏

◆「今日からできる自社サイト見直しのポイント」
~マーケティングの観点でホームページを見直す~

ITコーディネータとちぎ 代表幹事 福沢 繁
(株式会社IT経営センターとちぎ 代表取締役)

僕が司会、進行役で、最後の講演も担当しました。
吉川先生のバランス・スコアカードの講義は、3年前から実施していますが、今回は1日全部使って、BSCの構築全体を指導して頂きました。

参加者は17名で少なかったのですが、かえって集中してできた面もあったように思います。
参加していただいたみなさん、ありがとうございました。
講師の方々も、それぞれ貴重なお話をして頂き、ありがとうございました。

できれば年に2回くらいやりたいですね。

ウィルスが広がっています。至急、対応策を!!

最近、あちこちのホームページの改ざんが報道されています。

2009年3月に初めて発見されて以来、急速に広まってるGumblar(ガンブラー)という名前のウィルスです。

このウィルスは、Adobe ReaderやFlash Playerの脆弱性(ぜいじゃくせい:アプリケーションソフトウェアなどの弱点)を利用しており、感染したWebページを閲覧した利用者のコンピュータに感染します。感染するとFTP(ファイルをWebサーバなどに転送するソフトウェア)のログインパスワードなどを盗み出し、利用者が管理しているWebサイトを改ざんしてそこにもウィルスを埋め込み、このWebサイトを閲覧した他の利用者にも感染を広めようとします。こうやって次々に広がっていく仕組みです。

今回のWebサイトの改ざんは、盗み出されたログイン情報を使って、誰かがそのサイトの中味を書き替えたものでしょう。

かといってむやみに怖がることはなく、自分のPCのウィルス対策ソフトやAdobe Readerなどのソフトが最新になっていれば、たとえウィルスが埋め込まれたサイトを閲覧しても自分のPCには感染しません。

Adobe ReaderやAcrobatは、すぐに自分のPCに入っているもののバージョンを確認して、最新版の9.3にして下さい。

詳細については以下のサイトにあります。
http://www.ipa.go.jp/security/ciadr/vul/20100113-adobe.html

コンピュータウィルスは毎年広がっていて、また巧妙になってきていますが、大事なことは、むやみに怖がるのではなく日常的にきちんと対策をしておくことです。

ウィルスを100%防ぐのは、少なくとも現時点では不可能なので、大切なデータについてはバックアップを定期的にとっておくことも必須です。

交通事故に遭うかもしれないから車を使わない、ということができないように、すでに日用品となっているITやインターネットを避けるわけにはいきません。自分で適切な対策をとることがこれからのビジネスの必須要件と考えて、必要な経営資源を振り向けるようにしましょう。