2007 年 4月

アイスランドでの実験と共通EDI

アイスランドでは化石燃料からの脱却を目指して、国全体での取り組みが進んでいるそうです。

一つは地熱発電や水力発電の推進。火山の国であるアイスランドでは、オイルショック以来地熱発電所の建設に取り組み、いまや水力よりも地熱発電の方が多くなっています。その地熱発電所のタービンは、なんと三菱重工製とのことで、お膝元の日本でなぜこういう取り組みが進まないのでしょうか。

さらに自動車の燃料もすべて水素に切り替えるための長期計画が進められています。2050年にはすべての自動車の燃料を水素に切り替える目標だそうです。

この小さな国の壮大な実験には世界の大企業が注目していて、そのための出資も行われています。企業としてはもしここで成功すれば大きなビジネスになる、という判断でしょう。
世界各国の首脳もこの国を訪れています。ただ、日本は行ってないようですが。

世界の中ではほんの小さな規模ですが、そこでの成功が大きなうねりを作り出すかもしれません。それはその目指す方向が地球温暖化防止という地球的課題の答えになるかもしれないからです。

今、僕が取り組んでいる共通EDIの取り組みも、今のところほんの小さな取り組みで、日本全体としてはほとんど誰も知らないことですが、中小製造業のIT化を進め、日本の製造業の生産性を向上させるためのカギになる取り組みです。
栃木発の小さな取り組みがやがて大きなうねりになることを願ってがんばろうと思います。

ネットカフェ難民

「ネットカフェ難民」という言葉をご存知ですか?

収入が少なくて、アパート代さえも払えないため、インターネットカフェで寝泊りする若者たちのことです。

仕事が不安定でいつ収入がなくなるか分からないので、アパートを借りる気持ちになれないとか、月収9万円で、3年間、ネットカフェに寝泊りしている女性とか、仕事が忙しくて、家に帰る時間がないため、週に6日ネットカフェに泊まり、日曜日だけ自宅に帰るとかいう若者が増えているそうです。

東京だけでなく、地方にも広がっており、ネットカフェにもそういう「常連」が増えているという話もあるようです。

格差社会がいろんな場面で進行しています。東京と地方の格差、金持ちと一般庶民との格差、正社員と非正規社員との格差など、解決の兆しは見えません。

根本的には政治の問題だと思いますが、元気な中小企業を増やし、若者が期待の持てる職場を増やすことで、少しでもこういう問題の解決に役立てば、と思っています。

埼玉県庁 IT総合コンサルタント

タイトルのような肩書きの方とお会いしました。

武城文明氏
2004年から埼玉県庁のITに関する全般的なコンサルティングの仕事をしている方です。

IT関連の調達の適正化にとどまらず、県庁全体のシステムの最適化、さらに県民のIT活用の推進のためにもいろいろな提案をされているとのことでした。

ITコーディネータのフォローする分野の一つに電子自治体のサポートがあります。政府もCIO補佐官という形で、外部の専門家の協力を得る方向性を打ち出していますが、現実にはなかなか普及していません。自治体側にもITコーディネータ側にも問題はあるのでしょうが、埼玉県でこんなに具体的に進められていると知って驚きました。

ITコーディネータ協会でも、地元の埼玉県のITC組織でも、彼の存在は全く知られていなかったようです。

自治体のIT活用については、調達価格の適正化(つまり実際はもっと安く調達できる)の問題だけでなく、自治体内のシステムの全体最適化、住民生活へのIT活用、地域コミュニティでのIT活用に対しての自治体としてのサポートなどいろんな手付かずの分野があります。

こういう分野でもITコーディネータがもっと活躍できるようになるといいですね。

追記:武城氏についてさらに感服したのは、16年前から地元の中小企業に対するシステムコンサルティングを展開し、顧客を獲得するために大変な営業努力をしてきていることです。豊かな人間力、強い使命感を感じました。

オスとメスのキジが仲良く、、、

我が家の庭にオスのキジが出てくるようになりました。

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鳴くのはオスだけなんですね。
それにオスの方が派手で、すぐわかります。メスは枯れた草の茂みに溶け込むような保護色で、よく見ないと見つかりません。

そのうち、オスとメスと連れ立って歩き回っていました。

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メスは目立たないでしょう?右の方にいるのがわかりますか?

真っ白なユキヤナギ、ピンク色のシバザクラ、黄色いレンギョウの間にいるオスもきれいです。
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そのうちヒナが生まれないかなぁ、、、

メタボリック症候群を10%減らす

厚生労働省がメタボリック症候群を2012年度までに10%減らす、とう方針案をまとめたそうです。

国民の健康のために政府が動くのはもちろんいいことですが、少し心配もあります。

一つは、最近流行の「数値目標」が一人歩きして、つじつまあわせにならないか、ということです。実態が伴わないのに、数字だけ「達成」となって、その後目が向けられなくなるということにならないようにして欲しいものです。

もう一つ、メタボリック症候群の原因となるのは「生活習慣」です。生活習慣の中には、労働の実態も当然含まれていて、個人の努力ではどうにもならないことも多いはずです。

例えば、健康が心配でスポーツをしようと思っても、毎晩残業で遅くなり、休日も出勤、みたいな状況ではスポーツの時間もとれません。身近でスポーツしようと思っても施設がない、民間のジムではお金がかかる、適切な指導者もいない、などなど、今の日本の働く方たちの回りは、ないないづくしです。

昔から、早寝早起き、3度の規則正しい食事、適度な運動の3つが「健康三原則」と言われますが、これらを実際の生活習慣にするには個人では超えられない壁があります。

厚生労働省の目標を達成するには、一つの省だけでなく、政治全体の取り組みが必要でしょう。

ミニミニ自転車

顧問先のツカサ精密(精密板金加工)で、面白いものをもらいました。

なんだかわかりますか?

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厚さ1mmの鉄板で作った小さな小さな自転車です。
長さ11mm、高さ7mmです。かわいいでしょう?

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板金をレーザーで切り抜いたもので、1個作るのに3,4秒しかかからないそうです。

他にも いろいろ面白い作品があり、木工や陶器なども組み合わせて新しい製品を作ろうという取り組みが始まっています。栃木県の元気な中小企業です。

キジが動かない・・・

先週から今週にかけて、長野、群馬、東京に2回、それから宇都宮、栃木市と息つく間もなく飛び回っていました。悲しいことに、すべて「直接はお金にならない仕事」で、営業というかIT経営の将来への布石というか、夢はあっても当面の生活が大変です。

僕が留守している間もほとんど毎日メスのキジさんが我が家の庭を訪問していたようです。トウモロコシを置いてあげているので、餌付けになっているのかもしれません。

今日は、デッキのすぐそば、2,3mくらいまで来て、ちょっとトウモロコシをつついた後、何を思ったか10分くらい全く動かずにこちらを見ていたそうです。

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近くで見るとまるまると太っていて、餌付けの効果抜群!なんでしょうか。

ガラス戸をたたいても知らん顔で、すっとこちらを見ていた、とのこと。キジさんは時々そういう時があって、まるで静止画みたいに動かなくなることがあります。
時々まばたきはするから、意識はあるんでしょうけど。

しばらく時間が過ぎて、おもむろに立ち去って行きました。

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背中を向けて

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草をついばんでいるように見えます。

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咲き始めたシバザクラのそばを通って、ゆっくりと庭の向こうの方へ歩いて行きます。

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そして、やがてレンギョウの向こう側に消えて行ったそうです。

ミニ産学連携

東洋大学経営学部教授の塚田朋子先生(日本経営診断学会理事)のお宅(栃木市)にお邪魔して、お話をしてきました。

先生とは、栃木県の中小企業振興審議会でご一緒したのがきっかけで、以前にも一度お邪魔したことがあります。

今回は、ある会社の製品について、マーケティング面での企業と塚田ゼミの協力ができないか、と思ってご相談にあがりました。

栃木県の中小企業には、ものづくりは得意だがどうやって売ったらいいかわからない、という傾向があって、もったいないと思うことがよくあります。マーケティング=市場調査、マーケティング=プロモーションという誤解も広く存在し、不十分な認識のままで闇雲に販売活動を続けるのもよくある話です。

マーケティングを本格的に実施するのは手間もお金もかかるのですが、塚田ゼミの学生との協力ができれば、企業側は比較的少ない投資額で新鮮で柔軟な提案が得られるでしょうし、学生にとってみても制約の多い中小企業の現実が見えることで、貴重な勉強にもなると思います。

ささやかな産学連携ですが、実現できれば面白い例になると思います。

そういえば学生が起業した面白い会社の話も聞きました。「タダコピ」という会社です。
文字通りただでコピーができるコピーサービスを提供する(大学内だけなのですが)会社です。若いエネルギーはすごいですね。

ITCの活動は社会変革の”運動”

今日は長野市に行って、長野県ITコーディネータ協議会理事長の荒井氏と会談をしてきました。

目的は、僕が理事を務めさせて頂いているITマネジメント・サポート協同組合(ITMS)として地方のITコーディネータ組織あるいは地方で活動しているITコーディネータの方々との協力や連携の道を探ること、もう一つは、僕自身の問題意識として、地方で独立してITコーディネータの活動をしている立場での経験交流・情報交換でした。

長野市街地から車で戸隠方面に向かい、戸隠の山の中で戸隠そばを食べながら、5時間余りの長い時間、じっくりとお話をしました。

印象的だったのは、荒井氏の「ITCの活動は社会変革の”運動”である」という言葉でした。
確かに、ITコーディネータのやろうとしている「IT経営」というのは今までに無かった考え方です。IT活用をITベンダー側からではなくユーザー企業(特に中小企業)側から捉えてその戦略的活用を進めるというのは、今までの常識をくつがえす内容を伴っており、日本の産業のあり方を大きく変えるものでしょう。

それだけになかなか難しい取り組みで、全国的にも模索している状態を脱してないと思いますが、可能性はとても大きく、大きな潜在的マーケットがあります。そういう点での認識は荒井氏とまったく一致していて、大変心強く思いました。

長野県は、栃木県とは違って商工会議所や銀行との接点がしっかりできており、以前からの県や自治体との関係も4年間続いていて、うらやましい限りです。今年度からはさらに公的機関との連携の機会が増えるとのことで、産業創造機構との協力でITCが活躍する新潟県と同様の状況が生まれる可能性もあります。

ただ残念なことに受け皿としてのITCのパワーが不足しているらしく、チャンスが生かしきれていない面もあるようです。
それぞれの事情があるものだと思いました。

今、長野県では、田中前知事がやらなかった県の中長期計画の策定準備が進んでおり、それに向けて他県のITCの知恵も集めて提案を作ろうか、という話も出ました。大変興味深い話で、できれば協力して取り組みたいと思いました。また、市町村への働きかけや長野県でのビジネス開拓などでの協力の可能性を感じました。

僕は長野県の生まれ(飯田市)で、長野市も高校生のころや名古屋にいたころは時々行っていました。今回は10年ぶりくらいで、なつかしい旅にもなりました。

SNSで1000万円!

友人の勤めている会社で顧客のコミュニティを作りたい、ということで、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス。有名なところではミクシィ)を構築するらしいのですが、あるベンダーに依頼したところ、なんと1000万円の見積りが来たそうです。

その会社では「高い」と思ったらしいのですが、ITはよくわからないので仕方なく(?)言われるままに1000万円を支払って構築するようです。

ミクシィ(mixi)と同等の機能で OpenPNE  というオープンソースのソフトがあるのはご存じですか? これを使えばソフトは無料です。環境の構築とか多少の導入の手間を考えても1000万円は高すぎますよね。
ある程度のカスタマイズや操作教育などを考慮したとしても1桁違うのではないか、と思います。

どこのベンダーか知りませんが、OpenPNEの存在を知っていたとしたら「下駄の履かせ過ぎ」ですし、知らなかったとしたらWebベンダーとしてあまりにも不勉強で、いずれにしても非難されるべきです。

ITをよく知らない一般の中小企業を相手に「ぼろ儲け」することはやめて欲しいものです。