10日間のコンサルでIT経営が進むのか?
2008/4/21 月曜日 at 23:58:36日立情報システムズが10日間のコンサルで企業の業務に関する改善策の提案をする事業に乗り出したそうです。その価格は250万円とのこと。中堅・中小企業が対象らしいですが、ちょっと価格が高いですね。(日経産業新聞掲載)
問題は価格に見合った成果が得られるか、ということだと思います。
ITコーディネータも、「IT経営成熟度診断ツール」を持っていて、概要の課題提起なら3回ほどの訪問でできます。特に価格は決められていないので、個々の場合により異なるのですが、多くは無償で行っているようです。
ただこれをやったからといってその企業がすぐに改善できるわけではなく、そのためこのツールは実際にはドアノックツール的に使っています。現実の企業の現場で改革、改善を進めるためには、企業自身の力をつけるしかなく、そのためには社内で体制を作り、自力で改革を進める決意が必要です。
我々ITコーディネータは、外部の専門家としてそれを支援する立場にあり、報道のように短期間である程度の「答え」らしきものを提示できたとしても、その企業にとっては教科書を与えられるようなもので、具体的に経営改革を進めて会社のレベルを上げていくためには、少なくとも何年かの期間をかけて地道に取り組んでいくしかないと思います。
企業側がそういう外部から与えられた「答え」を得るために250万円を払う、コンサル会社(ITベンダー)側がそういうパターン化された「答え」を10日間で提供して250万円を受け取る、というのはとても不自然で、こういうことをいくら積み重ねたところで、コンサル会社(ITベンダー)の儲けが増えることはあっても、中小企業側のIT経営は進展しないでしょう。
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