2011 年 8月

農産物マーケティング研修会の講師(2回目)を務めました

昨年の10月に続き、塩谷地区の認定農業者の方々向けに「農産物マーケティング研修会」の講師を務めさせて頂きました。

前回は農業経営を進める上で、経営戦略策定のプロセスの概略を説明したのですが、「もっと具体的なイメージがわかるような話が聞きたい」という声があり、今年は簡単な演習を入れることにしました。
とは言っても経営者向けの通常の演習では3日間とか、短くても1日研修になってしまうので、2時間に収めるためにSWOT分析のミニ体験のみの企画としました。農業のケーススタディの材料がなかったので、担当の県職員の方に2つのケースを作成して頂きました。

暑い中20人ほどの方々が参加されました。農業の世界では、SWOT分析などはほとんど知られていないため、「演習」になるかどうか不安でしたが、戸惑いながらもだんだん乗ってきて、最後はけっこう盛り上がりました。
SWOTに関しては、何が「内部」で何が「外部」かがよくわからない、外部環境について何を挙げていいかわからない、という状況があり、また、「分析」という作業に慣れていないため、現状と方針とを分離して記述することがわかりにくいようでした。

農業者の場合、作物の生産については自信もあり、自負も持っていらっしゃる方が多いのですが、長い間JAなどに販売をまかせっきりの状態が続いているため、自らを経営体としてみる観点は持っていらっしゃらない方が多いようです。6次産業化にしても農商工連携にしても、その成功のためには農業者の意識の変革が大切な要素の一つになると感じました。

短時間の演習でどのくらいつかんで頂いたかわかりませんが、何か新しい見方、考え方に触れた、と感じて頂いたのではないかと思っています。

セミナー資料:儲かる農業のためのIT経営実践 ~強みの発見と「売り」の文章化手法~(1.9MB)