都内の温泉

渋谷でスパ施設が爆発事故を起こしました。

徐々に明らかになってくる事実を見ると、経営側の安全対策の不備がその大きな原因となったようです。

地中深く(1500m)からくみ上げられる温泉には天然ガスが含まれていて、それを地上で温泉とガスに分離する設備があるのですが、今回のスパではそれが建物の地下に設置されていました。専門家のコメントではそれ自体ガスが部屋に充満する可能性が高まるので、とても危険だ、ということです。

ガス検知器も設置されておらず、分離器の点検も行われていなかった、ということで、経営側が危険を認識していた形跡がありません。本当にそういう危険があることを知らなかったとしたら、そもそもスパ施設を作る資格がないと言えるでしょう。

最近都内に温泉が増えています。都内では1000mから1500mも掘ればどこでも温泉が出るそうです。技術の進歩で安価に深い井戸が掘れるようになり、身近にリラックスする場所が欲しい、という都会人の需要もあってそういう施設が増えているのでしょうが、力任せ、技術任せでどんどん進むのには危うさを感じます。

ストレスが多い現代社会の様相、長期に休みを取ってリゾートに行く余裕もない都会人。そういう構造こそ変えなければならない根本の問題ではないでしょうか。

2 件のコメントがあります

  1. nmox さんからのコメント:

    現代社会の自然からの乖離もここらあたりが限界なのでしょうか。
    ストレスは物理的な豊かさを得るための副作用みたいなものですから、みな簡単には手放せないでしょうね。たとえ自分がそれを放棄できたとしても、人間関係がそれを強要するから。
    この流れを変えられる大きな一手は、都会での生活を捨て田舎に移住した方々が成功することだろうと、ひそかに期待しています。

  2. ITC福沢 さんからのコメント:

    田舎のデメリットの大きな一つに、働く場が少ない、ということがあります。
    地方の中小企業が元気になっていくようにサポートすることで、少しでも若い人たちにとって魅力ある職場が増えればいいと思います。そのためにも頑張りたいですね。

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