2006.8.4 市営プールでの死亡事故の背景

2006年08月04日 01:40

埼玉県ふじみ野市での流水プールで痛ましい事件が起きました。
7年しか生きられなかった女の子がこれから生きられたかもしれない長い人生を思うと本当に痛ましい限りです。

連日新たな事実が明らかになり、事故と言うより人災、犯罪に近いのではないか、という気がしてきます。

民間企業の立場で考えると、

・市から管理業務を受託して、市との契約に違反して丸投げした会社(太陽管財)
・実際にプールの監視業務を請け負いながら、泳げないアルバイト監視員を雇い、緊急時の対応も教育しなかった会社(京明プランニング)

いずれも経費を安くして儲けることだけを考え、請け負った仕事を契約を守って必要な作業レベル(作業品質)で実施する、という当然守るべき線を踏み外してしまったわけです。

これらの会社が直接的に責任を問われるのは当然ですが、昨今の世の中の風潮がその背景にあるのではないか、と考えざるを得ません。

正社員を減らし、パートや人材派遣に作業を委託して人件費を減らしてきた多くの企業、それを推奨してきた小泉政治。5年前はあまり問題になっていなかった格差(地域格差、所得格差など)の広がりは、決してこの間の政府の政策と無関係ではないと思います。
フリーターや非正規雇用の増加が所得格差を産むだけでなく、人生に絶望した若者の犯罪への入口になっていないでしょうか。

ここら辺で少し足を止めて世の中の動向、自分の身の回りの様子を考えてみることも必要かと思います。

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