会社は株主のためにある?
2009/12/31 木曜日 at 18:58:01アメリカ的な「株主第一」思想がまだまだはびこっています。
最近「日本でいちばん大切にしたい会社」いう本を読みました。法政大学の坂本教授が書いた本です。
そこには、企業のステークホルダー(利害関係者)に対する順番が書かれています。
第1、社員とその家族
第2、外注先・下請企業の社員
第3、顧客
第4、地域社会
第5、株主、出資者
企業は利益をあげないといけない、だから利益を上げるのが、そしてその利益を株主に還元するのが最優先の責任である、あるいはお客様は神様で、顧客の満足度をあげるのが最優先である、という経営が普通に言われることですが、ここでは異なる立場を主張しています。
社員が、そして社外社員とも言うべき外注先の社員が幸せにならなくて、どうしてお客様を感動させるような商品・サービスを提供できるのか、自分の所属する会社に対して不信や不満を持っているようでは、本当の笑顔でサービスすることなどできるわけがない。地域社会にとってなくてはならない会社になること、この会社にこそ息子や娘を入社させたい、と思われるような会社になること、それなくして継続的に地域社会の一員として生きていくことはできない。
今年、栃木県内にある大手企業の工場では、次々とリストラが行われ、11工場が閉鎖されました。整理の対象となった従業員は6000人を超えると言われています。家族や関係者、下請けの企業等を含めれば、その影響は数万人に及ぶでしょう。東京都が用意した年末の派遣村は予定していた定員を超えてしまって、あわてて新たな場所を探しています。来年もしばらく厳しい状況が続きそうです。
こういうときにこそ、改めて自社の存在意義、誰のために、何のために、存在しているか、考えてみる必要がありそうです。
